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食べる・生きる・いのち

18日の日曜日、友人と一緒にただ今公開中の映画「ライフ いのちをつなぐ物語」を観てきました。
水の中で、大地で、空で、たくさんの「いのち」が、一生懸命生きていました。
家族を守りながら、いのちをつないでいました。

地球というひとつの星に暮らす全ての生命は、他のいのちを食べることで自らのいのちをつないでいます。
私たち人間も例外ではありません。
改めて「ひとつのいのちはすべてのいのちとつながっている」ということを実感させてくれた、
素晴らしい映画でした。


映画を観ながら、翌日参加させて頂くことになっていたイベントに思いを馳せていました。
以前このブログでご紹介しました「全国親子クッキングコンテスト 倉敷地区大会」です。
とてもありがたいことに、審査員として関わらせて頂くことになっていたのです。

人間以外の生き物は、自分たちで食べるものを育てることはありませんね。
自然界にある草や木の実、他の魚や動物をあるがままの状態で食べます。
しかし人間は、自然の恵みを採取・狩猟・漁をするだけでなく、育てることもする。
長い年月の間には、火を、道具を使いこなすようにもなりました。

食材を刃物で捌き、火を使い、調味料を加え味付けをします。
焼く、茹でる、揚げる、炒めるなど、熱を加えるものだけでなく、冷やすという方法も使います。
温度の管理、味付けの塩梅。
人間がいのちをつないでいくための食事とは、料理とは、何て繊細で奥が深いのでしょう。

その「料理をする」ということが今現在も行われ、さらに新たなレシピが生まれ続けているのは、
人から人へと受け継がれていっているからこそ、ですよね。
火・刃物の扱い方、調理の仕方を代々親から子へと伝えながら、私たちは家庭の味を、
郷土料理、それぞれの国の味を守っているとも言えるのではないでしょうか。


そんなことを思いながら、参加させて頂いた「全国親子クッキングコンテスト」。
とても勉強になり、有意義な時間となりました。
関わっていらっしゃる皆さまに心から感謝いたします。
貴重な経験をさせて頂きどうもありがとうございました。

一生懸命野菜を刻んだり、すりおろしている子どもさん。
焼いたり、揚げたり、煮詰めたり、手を進めながらもお子さんの様子を気にかけている親御さん。
あ・うんの呼吸で調理されていく食材たち。

日頃魚介類を販売しながら、幸せな風景によく出合います。
「〇〇が食べたい!」
「今日は何を作る?」
と、嬉しそうに会話をするご家族や友人同士の姿。
実はこんなとき、その後のお家に帰ってからの様子を想像して楽しくなっているんです。

今回、“その後”を垣間見れた気がして嬉しくなりました。
(コンテストだったので、緊張感は漂っていましたけれど、ね。)
きっとこんな風にコミュニケーションを取りながら、愛情を込めて作っていらっしゃるのでしょう。

ひとが料理をするのは、自分のためだけではありませんよね。
家族のため、大切な人のため、誰かのために。
一緒に食卓を囲むことで絆が深まったり、感謝したり。
改めて大切なことを思い起こさせて下さった皆さんに、時間に、機会に感謝です。

参加された5組の親子さん方。
献立を考えて、レシピを作って、練習を重ねて。
当日までにきっとたくさんの努力をされたことと思います。
本当にお疲れさまでした。
そして、愛情がたくさん込められた料理をご馳走さまでした。
心もお腹もいっぱいです。
これからもどうぞご家族仲良く「わが家のおいしいごはん」を伝え続けていってくださいね。

優勝されたUさん親子は、12月に中国ブロックの大会に出場することになっています。
そこを勝ち上がれば、次は全国大会。
このブログをご覧の皆さまも、どうぞ応援してあげてくださいね♪

今年度第5回目を数える「全国親子クッキングコンテスト」です。
きっと、来年度に第6回目があるはずです。
皆さん、今からレシピを考えて準備をしませんか?
さ、親子で楽しく料理をいたしましょう(^^)



【追記】
とっても私事ですが、両親に感謝です。
「甘い・辛い・酸っぱい・苦い、旨味」など違いが分かり、好き嫌いもなく育ったのは、
小さな頃からいろいろな物を食卓に並べてくれたおかげなんだと思います。
食のありがたさ・楽しさを伝えてくれて、本当にどうもありがとう。

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コンテストである親子チームが作られた「豆乳豆腐」。
豆乳を寒天で固めたものに、梅ジュースと砂糖漬けの梅が刻んで添えてありました。
気に入ったので、私流にして真似っこ。初夏に作った梅ジャムを添えてみました。
家族にも好評でした。
ありがとうございます。Tさん親子。
他にも皆さんのレシピを参考にして、いろいろ作ってみたいと思っています。

by uodonya | 2011-09-21 20:15 | 市場日記(今日の出来事)  

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